毎月分配金 投資信託
毎月分配型のファンドでは次のような批判がされてます。
第一に、分配金の時点で配当所得として課税されてしまう。
第二に、分配金を払うことで、その原資を利用した再投資が行われず、複利効果が得られない。
第三に、元本払戻金として自分が投資した資金が単に戻ってくるだけ。
以上のような批判がなされていて、正直1と2は分けて書く意味はあまり感じないですが、うまくまとめられないので二つにして書きました。
以上のような理由から、毎月分配金のファンドをグーグルとかで検索すると基本的に批判的な意見が多いです。わたしもコレラの批判は最もだと思いますが、それでも毎月分配金が魅力的だと思う点があります。
第一に、毎月分配金を受け取ることで、自分で利益確定、損切りの意思決定をしなくてすむ。
第二に、毎月分配金がでることで、下げ相場にあっても保有するいんせんてぃぶが湧く。
第三に、再投資を選択すれば、口数が増える。
この中でもっともいいと思うのは、二番目の理由です。
年一回決算型の投資信託の場合、下げ相場に直面した際、基準価額がさがるだけ下がってしまい、持っていてもこれから基準価額が果たして上昇するのだろうかという不安に駆られます。毎月分配型でもこのような不安に駆られるのは同じですが、やはり分配金というキャッシュインフローがあることは、保有するインセンティブになると思います。
保有するインセンティブを毎月分配型が提供してくれれば、基準価額が戻したときに利益を得ることができます。
定期的なキャッシュインフローがあることで得られる精神的な便益、効用が大きいと感じる場合には、毎月分配型が魅力的だと思います。わたしは精神的にそんなに強くないので、キャッシュインフローがある毎月分配型投信が、解約をしない精神的なストッパーとして大きな役割を果たしてくれると感じており、今までの経験でも実際そうでした。
以上